2009/10/14

【日記】
午前、寝坊して15分位2限の講義に遅刻。これではいかん。

2限の講義内容は、命題論理のカルノーマップ、トートロジー、論理表現の公理など。
教科書が丁寧過ぎて普通に読んでるだけで中身が分かる。・・英語だけど。
次回、定理の自動証明(Prolog?)と述語論理に入るのかな。

午後の実習はISの作り方の簡単な解説。そろそろ本腰入れないとまずい。

その後、ヒトカラへ1時間30分ほど。
最近絶対音感成分が薄れてきたのか、キーを変えても普通に歌えるようになってきた。高音を頑張ったり、裏とうまくつなぐことを目指すより、キーを下げて基本的な歌い方を身につける方にシフトしようと思う。

・昔のロボットアニメは低いので、2〜3つくらい上げた方がいい。
田村ゆかりは行ける気がする。

その後家に帰って仕事をしてからダラダラしてしまった・・。むぅ。明日は本気出す。


【明日の予定】
・1限 天然物有機化学 理学部旧1号館 350
・2限 ゲノム配列解析学
・3限 実験(浅井先生?)

やりたいことリスト
・統計を一章進める
・ぎょりえさんにメール
・ランダム配列作成プログラム
・ISの論文を読む
・Larrson-Sadakane アルゴリズムの実装


【教職について】
鈴木文部副大臣が、教職について発言していたことがあったので、以下に自分の考えを記します。

どうやら現行法内で取りきっておいたほうがよさそうな匂いですね。


以下教職を現に取っているものの身として発言します。

○6年制
本当に教員になるのに5年(1年は実習なため)間も座学をやる必要性があるのかは大いに疑問です。修士の意味がこの記事中では定義されていないので、もしかしたら僕の誤読なのかもしれませんが。今自分が取っている単位(20単位分)の中にも、「これは理念的すぎて絶対使えない」とか「もはや教職とは何も関係がない」ような授業が多くあったと思います。っていうかそんなのが大半です。

僕が教職の授業で一番感銘を受けたのは佐藤学先生の「君たち、こんな大学で教師の授業何かやって意味があると思う?まぁ、絶対にないよね」と仰ったことです。先生は、他でもない「教師研究」かつ「現場主義」な先生なので、かなり意味深な発言だと思います。


○実習が1年
長い、と言われますが、本当にそうでしょうか?むしろたかだか3週間〜4週間の授業でなれてしまう方がおかしいのではないでしょうか。

大きく誤解されがちですが、教員のやる仕事のうち「授業及び教材研究」に割ける時間はかなり少ないのです。それはあくまで先生の仕事の一部にすぎません。

特に開成にいると誤解しがちですが、多くの中学高校では、ホームルームは朝と終わりに2回あって、クラブ活動も顧問が出席するのが一般なようです。

この前もらった校務分掌の例から抜き出すと

生徒会担当・部活担当・ホームルーム・学校行事・生活指導・交通指導・教育相談・就職指導・防災・除草・保険衛生・同窓会・初任研修・教具部品 etc

もちろんこれらすべてを一人の先生がやるわけではないですが、授業以外に多くのやらなければいけないことがある、ということです。自分の恩師M先生にこの前話を伺ったところ、「校務を雑務と思わないでほしい。が、仕事の中で校務が占める割合は非常に大きい。根本的に塾の教師と学校の教師を比較することは間違っている。」とのことでした。

であるにもかかわらず、教育実習に行って、まぁHRと授業だけやって(それでも大変なんですが)、3週間くらいで教壇に立てる、というのはやはりおかしくないでしょうか。また、授業という面に関しても、機会が短すぎて身に付くものは少ないと思います。


○専門職が2年間・教育免許更新制廃止

これはこの前指導先生のO先生から聞いた話ですが、教育免許更新制というのは現状多くの問題を抱えているそうです。

まず、更新するためには単位を取らなければならず、大学に行かなければなりません。となると、授業のない夏休み・冬休みに取りに行くことになりますが、開講している大学が少なすぎて、その時期はすぐに満杯になってしまうのだそうです。その結果、5月・6月などに行かざるを得なくなり、その間授業はお休みせざるをえない、と。

・・本末転倒ですね。

いえ、理念としては更新制はあってしかるべきでしょう。一時「二次関数が分からずに数学を教えていた中学教員」などというのがニュースになりましたが、そんなのを排除できます。また、最近になって問題になってきた事(いじめ、不登校モンスターペアレントなど)について、現状ではカリキュラムに含まれていますが、昔の人は当然そのような授業を受けていないので実態・研究成果を知らず、そのまま教育を行っていることがあります。このような事態に対して、最新の知識を学んでもらう、といったことは当然有効であるように思います。

が、現実が上記のようでは廃止となっても仕方がないように思います。

専門職については、今の専修と一種のような違いと見ていいのでしょうか。正直この違いがいまいち理解できていないのですが、どちらにせよ通常の授業に差し障りのない範囲で免許が取れるように大学院の受け入れ体制を整える必要があると思います。



○自分の教育実習について

正式にO先生に担当していただくことになりました。期間は5月最終週、6月2〜3週。 6月1週がないのは旅行のせいです。

高三について確認してきましたが、「規則としては全く問題ない。むしろ高三こそやってほしい」そうです。理系はちょっと確定ではありませんが、文系生物は持たされるようです。あと中2。

中2ですが、O先生の授業内容に沿った展開、というのも一度経験しておきたいと思いますので、それが一点。あとは科学概論について話をしたいと思います。科学の方法論とかになりそうですかね。レポートも出したいと思います。


高三文系ですが、センター演習も当然体験しておくべきだと思うのが一点。
あと、将来文系職に就くであろうがゆえに知っておいてほしい科学的態度、特に「科学と政治」「科学とメディア」にかかわる部分について話をしてみたいな、と思っています。聞いてくれるのかは知らんw


あと学年関係なくどっかで実験もやってみたいのですが、これはどうしようかなぁ・・。中学1年生のを見学させてもらうか・・?